カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

銀杏の降る大イチョウ

積もった雪も解け寒波も一息ついている。
虻田の清水と言うところに亮昌寺という由緒あるお寺があり、その裏山に30分程で回れる八十八箇所がある。海に面した小山で峰からは噴火湾が一望できる。
先日天気に誘われて歩いてみたのだが、不動明王、千手観音、薬師如来、地蔵菩薩、などが掘り込まれた可愛らしい古い石仏が山道の脇八十八箇所に置かれていた。原生林のままだというだけあっていろいろな木々が多様な形態で林を形作っていてそれも面白かった。不思議な木があるもので、三本の木が途中でひとつになりまた枝分かれしている大木なんていうのもあった。山から下りて寺の横を通るとたくさんの銀杏が落ちているイチョウがあり、見ると葉がすべて落ち黄色い銀杏の実が鈴なりに枝の先に着いている。今まで何度も銀杏を取っているがこんな木は初めて見た。
ここの住職が良く店に来てくれるお客さんで、その日にこのイチョウの話をしたところ、このイチョウの木は日本原産の木で百年以上経っていて、銀杏が黄色でなく緑で札幌の料亭の人がわざわざ拾いに来ていたとの事、いくらでも拾っていって構わないと言う。早速次の日バケツを持って拾いにいった。転がっている黄色い玉を拾っていると風も無いのにポツポツと実が落ちて来てなかなか面白い。暫く拾ってその銀杏を持ってすぐ側の川で皮を剥き、実だけにし、帰って干し早速食べてみた。実は小ぶりだが住職が言うだけあってその実はまさに綺麗なエメラルドグリーン、指輪に出来る宝石のような銀杏であった。深く透き通った緑の粒を噛みながら、百年もの間、寺の前で海と虻田の歴史を見続けてきたイチョウの木に想いを馳せた。
焼酎のお湯割が進んだことは・・・・・言うまでも無いか。

SYU

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初雪

いよいよ冬です。朝うっすらと屋根が白くなっていて、寒くなるという天気予報を見て今日から店の薪ストーブに火を入れました。
山の木々は七割がた葉を落とし冬枯れの寂しさが増してきました。今は落葉という松の林が黄金色に輝いて山に最後の彩りを与えています。

夕方からちらちらと雪が舞ってきたと思っていたのですが、さっき表に出ると一面銀世界、5センチぐらい積もっていました。庭木も家も車も道も、すっかり真綿のような雪に包まれています。もう40年以上見ているのですが、初雪の雪景色は何度見ても感動します。
そして雪が積もるとなんだか冬に向かう覚悟が決まるようなのです。

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MOKU

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微妙な自然の摂理

11月になった。25年もあと二ヶ月か、早いなあ。一年一年が坂を転がり落ちる石のようにどんどん加速度がつき過ぎ去っていく。
今年は黄葉が随分遅く、やっと麓まで下りて来たのだが強烈な冷え込みが無いからか、すっきりとせず、まだら模様と言うところか。不思議なことに同じところに立っているイチョウが隣同士で黄色と緑に色分かれしている。
今年はどういう訳か木の実の生りも悪い。栗は豊作が一年ごとというので、去年良かったので今年は仕方ないとしても、毎年楽しみにしている山葡萄がほとんどなっていないのだ。昨日も何本か見に行ってみたのだが何処もだめ、去年の五分の一もなってなく、房も粒も小さい。豊満な女性を想像していたら貧相な爺だったと言う感だ。
この地域だけなのかも知れぬが、植物の自然の周期なのか、春先からの気候のせいなのか、受粉させる虫の影響か分からぬが何かおかしい。

去年はいくつもの樽に場所ごとの葡萄を入れて発酵させ20本位作った密造ワインも、残念ながら今年はどうもあきらめなければならぬ様だ。

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