カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

白い繭

二月も終わりに近づき日脚も伸び日差しも強くなって来た。仕事場のストーブも薪を焚く量がすっかり減ってきた。
此処のところの暖かい陽気で、いたるところで雪割りが始まった。
雪割りとは冬の間踏み固められ氷のように硬くなった雪をスコップやつるはしのような物で割るのだが、日差しが強くなり気温がプラスになって雪が緩んだこの時期にいっせいに始まる。
家の周りの雪もこの暖かさでぱりぱりと面白いように割れる様になった。
この楽しさは雪国でなくとも子供の頃、朝、水溜りに出来た薄氷をぱりぱりと割って遊んだ事があるであろう、そんな楽しさと春が来ることを実感するうれしさもあるのだろうか、誰もがうきうきとして雪割をしているように見受けられる。

山を歩くと冬の間降り積もった雪も真冬の荒々しさは影をひそめ、全てを丸く包み込み春の日差しに優しく輝いている。この時期、誰か忘れたが詩人が言った「・・・雪は春を包んでいる繭だ。・・・」という言葉を思い出す。
雪から出た木々の芽は膨らみ雪柳もポツポツ咲き出している。まだ厚い雪の下では、行者にんにくの芽が枯葉を突き破り、ふきのとうは大きく膨らみ、一輪草や片栗は一番に咲く準備をしていることだろう。
白い繭に包まれた中で、しばしの眠りから覚めた春は、大きなあくびをひとつして、「さあて起きるとするか!」といっているような気がする。
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魔法カップ

電化製品の量販店に行ったとき、なんとなく気になったステンレスのカップがあった。
サーモスというメーカーの保温保冷の背の高いカップなのだがモダンな形が気に入って購入。店員が盛んに信じられないぐらい性能が良いという。家に帰って熱いお湯を入れたり、氷を入れたりして試してみたのだが確かに今迄キャンプなどで使っていた同じようなカップよりずっと冷めづらく、氷もなかなか溶けない。何しろ熱湯を入れても外側が全く温かくならないのだ。こりゃあ良い!と、焼酎のお湯割りにもっぱら使い出したのだが暫く使ってふと気がついた。
一合以上入るカップなのだが、この性能を発揮するまでもなく、二杯目、三杯目と飲み干し、結局俺にとっては普通のグラスとたいして変わらないのだった。

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伊達みらい展

今日、伊達での展覧会の搬入があった。出品者の一人が俺のブログを見てくれていたようなのだが、「荒井さんはいったい何時仕事しているんですか?」と言う。一週間に八日、犬のように働いていると思う俺は、不本意なのでたまには仕事のことも書かなければ・・・。
今日から21日(金)まで伊達カルチャーセンターでの「第七回伊達のみらい美術工芸作品展」に出展。この展覧会は若い作家を応援しようという趣旨で、原則60歳で引退なのだが俺はまあ色物として残されている様なのだ。
去年はガマガエルを出させてもらったのだが、大きなテーブルの真ん中にぽつんと一匹鎮座していた。
今回は帽子掛け、テーブル、スツール、スタンドと家具の小品を置かせてもらった。
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こんな仕事もしているのです。
他にパステル画、水彩、油絵、陶芸、ガラス、鉄などいろいろ9人の作品が並んでいます。
お近くの方、是非覗きにいらしてください。

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鯉川温泉

昨日、今シーズン初めてニセコアンヌプリ山頂から北斜を滑ってきた。
一週間以上天候、雪崩の危険のため、山頂に登るゲートが開いておらず、山には雪がたまっている筈、天気予報を見ながら満を持してニセコに来たのだ。上のリフトも動き、ゲートも開くという。ここまでは思惑通り、だが同じ事を考える人は多く一番上のリフトは長蛇の列、20分位も待っただろうか。この間に急に風が強くなりゲートを出て登り始めると地吹雪がもの凄くなり、山頂に行く尾根では真っ直ぐに歩けず、あおられぬ様時々止まらなくてはならぬほど。
30分程で山頂に着くが、晴れたときに見えるニセコ連山、羊蹄山、積丹半島の向こうの日本海などいったい何処にあるものか?ただただ真っ白い世界。期待した北斜も、新雪は風邪に飛ばされ叩かれて硬いバーンになり、何も見えぬ中ひたすら慎重に降りただけであった。それでも麓のほうの林の中、風下の斜面は少し重い雪ではあったが三次元の雪を気持ちよく滑ることは出来た。
北斜は残念であったが贅沢は言えない、登れただけで満足しなければ!

帰りは昆布温泉でニセコの湧水を汲んで、久しぶりにひなびた温泉、鯉川温泉に入った。今では小さな滝の横の露天風呂が有名だが昔は露天風呂も無く、40年ぐらい前、妻とたまたまここに来て男女別の脱衣所から風呂場に入ると「あれ、こんにちは」と驚いた事があった。浴槽もひとつしかなく全くの混浴だったのだ。
のんびりしたおおらかな時代だった。

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