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カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

ジジイ旅その3

増毛の町からほろ酔い気分で今日の宿、漁師がやっていると言う民宿に着く。
ここがまあビックリ!ワイルドと言うか、がさつと言うか、雑と言うか、新潟から移築したと言う30畳以上ある元米蔵に放り込まれ、浴衣も洗面具も無く、勝手にやってくれと言う感。外にある風呂に行くと、船をそのまま風呂場にし、キャビンを下って海を見ながら風呂に入る仕組み。なかなか豪快で良いのだが、熱くて入れず。水を出し、入れるまで暫く裸のまま隣の部屋の大阪の親父さんと世間話をし、壁じゅうにとまっている羽蟻を流し落とす。毎年夫婦で北海道に来て殆どの観光地は回ったので、人が来ないところに来たと言う。まあそんな所だ。
ふろ

食事に隣のレストランに向かおうとして、はたと俺の帽子が無いのに気付く。忘れ物その一。いやその二か?昨日はKが靴下を持ってくるのを忘れたと大騒ぎしてコンビニで買ったのだが荷の底に入っていた。帽子の方は蕎麦屋で忘れたようで、Nは横に置いてあったと言う。この後もそうなのだが、なんで言ってくれないの!!電話するとやはり有り、蕎麦を褒めた甲斐も有るのか愛想良く、送ってもらうことになった。
海に面した二階のレストランはガラス張りで実に眺望が良く、これで真っ赤な夕日が見られれば最高なのだが、残念ながら雲の中。用意された料理は凄かった。さすが漁師の本領発揮!ひらめ姿造り、生うに、ぼたん海老、甘エビ、イカ、たこ、カニ、アワビの刺身とステーキ、八角の西京焼き、ニシンのチャンチャン焼き、茶碗蒸し等など。これに寿司がついてさすがに食いきれず、いくつかは部屋に持って二次会の肴に。がらんとした蔵ではTがドローンの練習に最高と喜んで飛ばしては墜落させていたが、これの性能が凄い!自動停止はもちろん、写真と動画が撮れ、ぐるっと回りながら撮影出来る機能もある。スマホで全て操作できるのだが、20センチに満たぬ百何十グラムのドローンでこれだけの事が出来るのだから、軍事用ドローンなどはどれだけのことが出来るのか?空恐ろしい!
国稀酒造で仕入れた酒を早速飲み始めると、テレビでは丁度ボクシング村田のタイトルマッチ。始まる前から、自信のない顔をしているとか、いや、じっと冷静に考えているんだとか相手は自信満々、いや油断してるとか、皆評論家になって勝手な事を言う。ゴングが鳴るとリングサイドに居るが如くもう大騒ぎ!2回、連打でダウンを奪い、とうとうノックアウトした時はもう狂喜乱舞!皆の叫び声が樺太まで聞こえたのではと想うほどだった!何度も流れるビデオを見ては興奮し勝利の余韻に浸っていた。美酒を飲み実に良い気分で、大広間に勝手に布団を敷き、酔いつぶれた。
つづく。
おまけ
この、蔵には高い天井の下に黒い立派な梁があり何故かそこに一本の太い綱がぶら下がっていた。まあ雰囲気を出すためだろうが、Kがこれは何の為に有るんだ?何をするものか?と、しきりに気にしていた。その後に行ったニシン御殿でも漁具の垂れ下がった綱が気になる様子。なぜかと不思議に思っていたら、どうも去年株で大損し、そのショックから未だ立ち直れず、ぶら下がった綱に呼ばれたそうだ。Kがどうしても入れてくれという一句
 梅雨空に 梁の綱見る 漁師宿
もっと面白いのがあったからそれも一句
 馬鹿友や 人の気知らず 大いびき 
蔵


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ジジイ旅その2

2日目
朝飯はスパゲッティを茹で、ダッチオーブンに残ったローストチキンのスープと絡め食う。キャンプを片付け、K氏の先祖に会いたいというたっての希望でかの有名な旭山動物園に行く。40年前、有珠山が噴火した時に姉夫婦がやっていた田圃を手伝いにすぐ側で稲刈りをしたのを思い出す。その頃は看板も錆が目立ち、本当につぶれそうな人が来ない田舎の動物園だったのだがなあ・・・。
平日に関わらず人の多い中、入園し観て回る。思っていたより随分狭い感じがしたが、そこここに手作り感があり、職員の懸命さが伝わる。我等は皆どこか己のDNAを探るような顔をして思い思いの檻の前・・・。K氏は水中の様子が見えるカバと逆立ちしたままのアザラシの前でじっと物思いにふけっているようであった。
テナガザルが塔のてっぺんに登りひとり空に向かいずっと吼え続けていたのが何故か心に残った。
昼飯は地元の知人からの情報で東神楽のまると言う蕎麦屋。店と言うより自宅を開放した感じの若夫婦のお店。先ずは田舎そばを食い、俺とK氏が酒のつまみにと更科二人前、旨い蕎麦に当たった時は腹いっぱい食うと、さすが営業畑で上り詰めたKの店主を喜ばす言葉でまた二人前。腹いっぱい道北の蕎麦を食う。
我等に酒を飲ましてくれた心優しきN氏の運転で増毛に向かう。有名観光地を回らないのは俺の作戦、行ってみたかった地なのだ。増毛に着き先ずは高倉健の映画「駅 station」の舞台になった今は廃線となった駅と風待食堂で、健さんになりきり?写真撮影。さて本命の最北の造り酒屋国稀酒造!ここで一人犠牲にならなくてはならぬ。頑張って運転してきたNの意図が判明、結局Tがこのあと運転することに。Kは十数年前に免許を返上しており、毎日朝から酒を飲め一番幸せなメンバーであった。明治に作られ今も現役で使われている蔵の中で利き酒コーナーに入り、ばあさんに小さなコップを渡され酒を注いでもらうが、これがほんの少し。もう少しと請求するも「最後までたどり着けないから」とけんもほろろ。実際十数種の酒を味見し、最後は焼酎の利き酒、この頃になると酔いのせいもあり旨かった酒を買いたくなってくる。無料の利き酒、実に上手く出来ている。KもNも高い酒を買い俺も酒粕焼酎なるものを買った。Tはじっと我慢の子。
明治中期に立てられた本間家を観、ニシン舟の展示された蔵を観、岸壁から海を見てニシン漁で栄華を誇った町を想った。本間家に居た古老に増毛と留萌はどっちが大きかったか聞くと「冗談じゃない、増毛に比べ留萌は足元にも及ばなかった」と誇らしげに言っていた。今は見る影も無いが・・・・。
kunimare


つづく!

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ジジイ旅その1

半月前、ジジイ4人が三泊四日で道内を旅した。なかなか珍しいことであろうと思うので記することにする。
メンバーは東京の高校の同級、N氏K氏T氏、まあ簡単に言うと授業中に抜け出して近くの雀荘で卓を囲んでいた面子だ。この日を迎えるまでが大変!食事のことは考えずキャンピングカーを借りて行くとか、北海道の広さを知らず道東まで行きたいとか、用具を考えずキャンプをしようとか、宿はどうする、昼飯は何を食う?とか、メールが鳴りっぱなし。よくここまで無事にたどり着いたものだ。遠足の前の小学生の如くKなぞは前日眠れなく始発で羽田に行ったという。
早朝千歳空港で合流、俺のワビ錆だらけのポンコツ車にジジイ四人計264歳が乗り込み、加齢臭の塊が高速を走り旭川へ。この年になると皆食い意地が張って、何より食い物!旭川駅前でまず元祖旭川ラーメンを食う。塩ラーメンをを頼んだ俺とTは醤油のたれを味見して後悔しきり、やはり伝統の醤油味を頼めば良かったと。
空模様を見て明日の予定だった大雪山に行く。ロープーウェイで登り、姿見の池まで散策。天気も良く雄大なカムイミンタラ、神々の遊ぶ庭を体感。20年前、黒岳で一泊し、尾根を一周したのを思い出す。妻が年寄りのツアーを見て「姥捨て山の行列だね。」と言って笑っていたが、今はその身だ。都会から来た彼らは都会の垢を流し、どれだけ心洗われたであろうか?
taisetu

一泊目は程近い東神楽キャンプ場、バンガローを借りてキャンプの真似事、何をしていいか分からぬK氏とまめに働くヘッドライトを着けたN氏、今回の旅を録画しようとドローンを仕入れ操縦練習をするT氏。火を起こしバーベキュー、焼肉と用意したダッチオーブンでのローストチキンを堪能。もちろん酒は果てしなく!隣にある立派な温泉に入り、半月の照らす中キャンプサイトでプロのギタリストのTがギターを爪弾く。澄み渡る空気の中、心に沁みる弦の音が響き渡り極上の贅沢な時間を過ごしたのでした。

つづく!

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思い込み

今日これから我が虻田吹奏楽団と、伊達吹奏楽団とのジョイントコンサートがあるのだが、昨日の事。
団で新調したそろいのティーシャツを着ることになっていて、さて用意しようと思ったがタンスに無い。黒の地に楽器があしらってあるものなので黒いTシャツを片っ端から探し回りタンス二つの引き出しを引っ掻き回し、引き出しの裏に落ちてないか引き出しを抜いてまで確認、納戸の衣装ケースまで探し回ったが結局見つからない。女房も一緒に二度三度探すがどうにもならず!近頃どうも家では物が消えること多し。とんでもないところから出てくるのだが、これもそのうちと思い諦めた。まあ黒いTシャツは幾枚もあるのでそれで勘弁してもらおうと、恥ずかしながら昨夜の練習の時に事務局長にその事を話すと「黒じゃないよ!青だよ!」とのお言葉。「えーーー!」
帰宅し、タンスのシャツの引き出しを開けると何と青いシャツがきちんとたたまれて鎮座しておりました。アー、また人生の残り少ない貴重な時間を無駄にしてしまった。女房には呆れられるし、なんとも情けなし!
しかし思い込みとは酷いもので、三億円事件の犯人が見つからないのも、凶悪事件がお蔵入りするのもこんなことなんだろうと妙に納得したのでした。
さてもうすぐ本番、団の中で一人浮かなくて済み本当に良かった。

SYU

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