カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

そり

一宮に居る孫が春休みに遊びに来たので近くの山にそりを持って出かけていった。
いつも散歩で歩いている山で目を付けていた所なのだが、牧場跡、何百メートルもいい斜面が続いている。上には別荘が建っていて車が入れる。上まで行き、母子が滑り始めると、キャーキャーと言う声が谷間に響き渡った。夕焼けの中、東には白い満月、南に海の見える広々とした丘を自由に滑り降りるのだから気持ち良くないはずが無い。
俺は下まで行き回収、リフト代わりに何度も往復。よっぽど面白かったようで、孫にせがまれ、雪のしまる夕方に毎日出かけた。
最後の日、俺も乗ってみようと運転を代わってもらい、久し振りに孫とそりに乗った。思った以上に雪は硬くあっという間に想定外のスピード、足でブレーキを掛けるとざらめ雪の塊が顔にビシャビシャと痛いほどかかり前が見えなくなる。そのうち二人とも転げ落ちて、雪にまみれた顔を見合わせ大笑い。
だがその後こつをつかむと結構上手く操縦できる。ターンの内側に重心を残したままそりの外側に体重を乗せるのである。そのバランスがなかなか難しいのだが何年も前に買った数百円のそりも馬鹿に出来ず奥が深い。コースを作らなくても旗を立てレースをしたら大人も子供も関係なく本当に面白いと思う。
孫は日が落ちて暗くなるまで、雪をいとおしむ様にそりすべりをしていた。帰ったらもう桜も終わりTシャツの世界だと言っていた。

昨日、山散歩に行ったのだが、雪解けの速さは凄いもので、歩くコースも気を付けないと行き止まりになってしまうほど雪解けが急に進んでいる。面白いのは溶けかかった雪の上に、隠れていた今年歩いた俺のスキーの跡がくっきりと現れていることだ。何か忘れていた思い出が突然出てきたような気がした。
もう暫くするとその痕跡も消え、雪の下でじっとこのときを待っていた新たな命がいたる所で生まれて来るのであろう。
文字通り山が動き出すのだ。

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SYU
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