カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

白い繭

二月も終わりに近づき日脚も伸び日差しも強くなって来た。仕事場のストーブも薪を焚く量がすっかり減ってきた。
此処のところの暖かい陽気で、いたるところで雪割りが始まった。
雪割りとは冬の間踏み固められ氷のように硬くなった雪をスコップやつるはしのような物で割るのだが、日差しが強くなり気温がプラスになって雪が緩んだこの時期にいっせいに始まる。
家の周りの雪もこの暖かさでぱりぱりと面白いように割れる様になった。
この楽しさは雪国でなくとも子供の頃、朝、水溜りに出来た薄氷をぱりぱりと割って遊んだ事があるであろう、そんな楽しさと春が来ることを実感するうれしさもあるのだろうか、誰もがうきうきとして雪割をしているように見受けられる。

山を歩くと冬の間降り積もった雪も真冬の荒々しさは影をひそめ、全てを丸く包み込み春の日差しに優しく輝いている。この時期、誰か忘れたが詩人が言った「・・・雪は春を包んでいる繭だ。・・・」という言葉を思い出す。
雪から出た木々の芽は膨らみ雪柳もポツポツ咲き出している。まだ厚い雪の下では、行者にんにくの芽が枯葉を突き破り、ふきのとうは大きく膨らみ、一輪草や片栗は一番に咲く準備をしていることだろう。
白い繭に包まれた中で、しばしの眠りから覚めた春は、大きなあくびをひとつして、「さあて起きるとするか!」といっているような気がする。
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SYU
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