カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

隅田川

長い出稼ぎも終わり、やっと北海道に帰ってきました。
お店に来て頂いた方々、お世話になった方々、遊んでくれた友人達、本当に有難うございました。
毎回都会に行く度、今浦島になったような気がし、時の中で迷子になったような気がしているのですが、大きな失敗もなくどうにか無事過ごすことが出来ました。


昨晩は高校時代の悪友と都会の夜を満喫し、さて、カプセルホテルにでも泊まろうとしたのだが皆ガラケーしか持っておらず探せない。近くにサウナがあるというので広い風呂に入りたい一心で転がり込んだ。三週間ぶりに手足を伸ばせ風呂は良かったのだが一眠りしようとするとただ畳があるだけ、全く宿泊の設備の無いサウナだった。仕方なく服を着て雑魚寝。朝は飯でも食って今日の予定を決めようとしていたのだが、その前に蛍の光が流れ、朝風呂も入れず八時に追い出された。サウナでもいろいろあるもんだ。
近くなので浅草に行ってみたのだが、40年ぶりの浅草は修学旅行の生徒たちと中国人観光客の群れ、仲見世もすっかり土産物屋の感。人混みを離れ境内の裏の方を散歩するがどうという事は無し。テントを建てていたりなんだかざわざわしてると思うと明日から三社祭なのだった。サウナといい、事前調査はやはり必要か・・・・?
だが予定なしの行き当たりばったりでも当たりもある。この後築地にでも行って旨い物を食おうと、どう行けばいいかを考えていると地図の看板に水上バスというのがあり、隅田川を下れば築地に行くと思いついた。行ってみると浜離宮まで行く便があり早速乗ることにした。
天気も良くこれが実に愉快!スカイツリーやアサヒビールの金色うんこを見ながら川を下る。今は全くその面影は無いが、落語の「舟徳」で船頭になった若旦那がやっとのことで吉原までたどり着いたのも、「百年目」で番頭が芸者遊びで舟に乗っていたのもこの川だったと思いながら林立するビル群を見ていた。一昨年他界した俺の親父は生粋の江戸っ子で深川育ち、隅田川で泳いだと言っていたのを思い出し、永代橋あたりで飲んでいた酒を川に流し手向けた。いい供養をしたと思うが、もっと飲ませろと言っているような気もする。
隅田川


この後情報通の友人から聞いた築地の小さな食堂で飯を食ったが、マグロの刺身とカマスの丸焼きが実に旨かった。帰る前に墓参りをしようと信濃町に行くにはどう行けば速いかと店の人に聞くと四人の人が皆違うことを言う。そのうち隣に居たお客まで入って喧々諤々、結局土産に卵焼きを買っていくと言うと、それならばこのルートと言うことで一件落着。下町の人情を見た気がした。
墓参りも済ませ、無事羽田までたどり着きフライト。千歳はやはり寒く長袖をはおる。

JRの窓越しに通り過ぎる夜の町は何処も薄暗く、心なしか物寂しげに見えた。


SYU
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