カフェギャラりー杢&木彫工房SYU

洞爺湖町にあるカフェギャラりー杢&木彫工房SYUのブログです。

積丹


積丹に行ってきた。

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カヌーの友人のグループが毎年やっているキャンプに久しぶりに顔を出したのだが、このキャンプが実に凄い。
今六十五歳の友人が高校の二年の時美術部の友達と来て以来、一年も欠かさず、地震が来ようが台風が来ようが、毎年必ず四、五日間やっているのだ。場所は日本の渚百景になっている積丹岬島武意海岸。
一度でも来た方は覚えているであろうが、天井に頭をぶつけそうな小さな真っ暗なトンネルを抜けた途端、眼下に広がる真っ青な海と島々の景色は息を呑むような絶景である。そこから二十分程歩いて降りた崖の下でのキャンプだ。
彼は旭川カヌークラブの会長でもあり、毎回カヌーやカヤックも持ってきている。今回はクラブの家族、埼玉から駆けつけた同窓生等、総勢二十名ほどであったが、二十年程前は大人子供四十名を超えたと言う。
装備も半端でなく、物資の輸送はチャーターした船でやっているのだが、海が荒れて船が着けない時は、何度も崖を登り徒歩で運んだと言う。また、入珂の漁港まで大荒れの海の中、荷を積んだゴムボートを引っ張り、カヤックで四時間かけて必死の思いでたどり着いたこともあったそうだ。前に俺も凪の海で同じコースをスラローム艇で漕いだのだが、その時は一時間かからなかったと記憶している。

今回、強い日差しは無かったものの積丹ブルーの海はどこまでも澄み、沖の島まで泳いだのだが、緑白色の岩盤の底にはごろごろとウニが転がっているのが見え、大小の魚がのんびりと泳いでいた。  

筆にし難い実に旨いご馳走を頂き、友と語らい、海を眺めながらの酒は格別であった。
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積丹は俺にとっても思い入れの強いところで、、初めて来た北海道でカムイ岬の絶景に感動し(昔は海岸ぷちから歩いて登った)、まだ積丹を一周出来なかった頃、神恵内からのどん詰まり、川白と言う所で何年も家族でキャンプをしたのだ。
今はその浜辺の上を道路が通り、見る影も無いが、沖に見える島は昔のままで、飛び込んだ岩、しがみついて大をした岩など思い出される。もう時効になっていると思うが、大きなイガイ、バフンウニをたらふく食ったものだった。
いくつものトンネルを抜ける度、ふとタイムスリップし、華奢で従順だった妻、おしめをして乳を飲んでいた息子、素っ裸になってはしゃいでいた娘、まだ腹も出ておらず何も裏付けの無い自信だけ持っていた俺、若かった家族が居る世界が現れそうな、妙な気がした。

SYU

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